鎌倉さんぽ その４

その４。

迎えた朝は思いのほか早く目覚めてしまい、遮光カーテンをシャーっと開けると・・・
ちょっと怪しげなお天気。どうも午前中は雨らしい。。。

 

ランチの場所を決めていたので朝食は出来るだけ軽く、ホテルのベーカリーで焼きたてパンを購入。
お部屋はもちろん寝具やタオルまで本当に使い心地がよく、
快適な宿泊が出来た鎌倉プリンスホテルともこれでおさらば。

小雨の降る中、名残惜しい気持ちでホテルを出発しました。
2日目は由比ガ浜～長谷周辺を散策です。

 
　　
有名なこの坂道を下り、七里ヶ浜駅へ。江ノ電に乗り、まずは由比ガ浜駅で下車。
ここでは夫が見たいといっていた中村好文さん設計のギャラリーに向かいましたが
あいにく改修中のためCLOSE。う～ん、残念（＾＾；

その場所から長谷方面へ歩いたところに麩まんじゅうで有名な「麩帆」があります。

・麩帆・


生麩にヨモギを練りこんだつるんとした生地で、こし餡を包んだ麩まんじゅう。笹の葉に包まれています。
おやつ用に二つほど購入。もちっとした生麩と甘すぎない餡が美味しかった～！



この「麩帆」のすぐお隣にあるのが「ノーザンライトストーブ」というストーブ屋さん。
最近移転してきたばかりだったようで、真新しく素敵な空間。
ちょこっとお邪魔して北欧のアンティークストーブなどを見せてもらいました。

さらに長谷方面へ歩いていくと、この辺りもまたいろいろ気になるお店が集まってます。
古民家を改修したショップやカフェの多さにはびっくり！！

そしてこの時、かもめ夫婦が向かっているところもまた
古民家をリノベーションしたレストラン「0467　Hasekamicho」。

・0467　Hasekamicho・
 

店内は撮影NGでしたので載せられませんが、「いい店ですね～」と
夫がスタッフの方に声をかけてしまったほど、和の美しさと現代的なインテリアがマッチした
素敵なお店でした。

しっとりとした大谷石、落ち着いた色合いの三和土（たたき）。ところどころに配されたブナコのランプ。
様々な目線で楽しめるグリーンの見せ方や家具のセレクトまで、参考になることだらけ。

（素敵な店内の様子はHPで見れます→http://www.0467.co.jp/hasekamicho/interior.html）

コチラでは、釜揚げのしらす、炙りのサワラ、しめサバ、漬けマグロが乗った海鮮丼をいただきました。
美味しさは言うまでもありませんが、器ひとつとっても抜群のセンスを感じるレストラン。

窓の外には雨でいっそう鮮やかになったモミジが。時間を忘れて、ずいぶん長居してしまいました＾＾

このレストランから長谷の大仏様までは目と鼻の先。
私も夫も長谷の大仏様を見るのは初めて。さてさて・・・どんなかな？
 

すご～い迫力！！雨に濡れた大仏様は何ともいえない雰囲気。
でも後姿はすこしイメージと違いました。コックピットがついているみたい（笑）
せっかくだからと大仏さまの胎内にも入ってみました。

ばっちり記念撮影をした私たちは、長谷駅からふたたび江ノ電に乗って鎌倉方面へ。


鎌倉さんぽ　その５　へつづく。

鎌倉さんぽ その３

その３。

江ノ電に乗って稲村が崎駅で下車。
稲村ヶ崎駅はほんのりと潮の香りが漂い、海までの近さを感じさせてくれる駅。

この駅から近い「Rオールドファニチャー」を目指したわけですが・・・
地図をどう見ても線路をひょいと渡らなければいけない場所。
線路を歩くのか？？う～～ん。

半信半疑でショップの前にたどり着いて納得。
道路と線路のあいだにある柵に切れ目がありました。どうやらココから渡るようです。

・R・　


線路を渡るなんて、踏み切り以外では経験のないこと。童心に帰ったようでした＾＾

「Rオールドファニチャー」は古い日本家屋に大正・昭和の雰囲気の古いガラスの器やボトル、
木のお盆などの日用品が並んでいるショップ。
蚊取り線香の香り、セミの声、和の道具に囲まれた空間はまるでタイムスリップしたよう。
もう1店舗、近くにある「R　No.2アンティーク」もおしえてもらい、そちらにも寄ってきました。


稲村が崎周辺は、当然のことながらサーフボードやボートが立てかけてあるお家がいっぱい。
夫の姿が見えなくなったな～と思ったら、一人で建物めぐりをしている様子（＾＾；
海辺だけあって板貼りの外観、青い芝生、お洒落な車に自転車とさすがのセンス～～♪♪
こんな海辺の暮らし、憧れますね～。


さて、時刻は5時半をまわったところ。再び江ノ電に乗り込み、いよいよホテルへ。
七里ガ浜駅で下車、海辺に立つ「鎌倉プリンスホテル」に宿泊です♪

夏休み直前の超お得な平日プランを使い、案内されたのは最上階の「ハリウッドツイン」というお部屋。
セミダブルサイズのベッドが二つ並んだ眺めのよいお部屋でした～～♪♪



驚いたのは景色ばかりではありません。
ホテルからちょっとしたサプライズプレゼントがありました。

それは、「快気祝いおめでとうございます」というメッセージが添えられたお花。
こんな配慮をしてもらったのは初めてかもしれません（T T）もちろん、お花はいただいて帰りました～＾＾



お部屋の窓やバルコニーからは海に浮かぶ江ノ島が見え、開放感抜群。





日が沈んでゆくのをゆっくり眺めて・・・
軽くシャワーを浴びた後は、ホテルから近いカジュアルなダイニングバーへ。

・ダブルドアーズ　七里ガ浜店・


ダブルドアーズは七里ガ浜の海が目の前に広がる、海辺ならではの雰囲気を味わえるお店。
予約をして行ったのですが、「特等席ですよ～」とお店の方に案内された一番奥の席。

海に向かって座ることができるとても落ち着ける席で大満足♪この旅、なかなかツイてる！！



　私たちのお腹に収められた食べ物は・・・

　・しらすとそら豆のピザ

　・ホタテとたらこのパスタ

　・アンティパストの盛り合わせ（５種類くらい）


　冷たいペリエに爽やかなライムをきゅっと絞って、
　時折吹いてくる海風を感じながらの食事は
　七里ガ浜の良い思い出に＾＾

　あ～贅沢。。。


　

こうして、ようやく一日目終了。
明日も頑張ってまわるぞ～！！と意気込んだ七里ガ浜の夜でした。

鎌倉さんぽ　その４　へつづく。

鎌倉さんぽ その２

その２。

観光客で賑わう若宮大路を海方面に向かって歩き、下馬交差点を右へ。
少しローカルな雰囲気の商店街をすすんでいくと、小さな暖簾が見えてきます。

・こ寿々・
 
 

わらびもちが美味しい「こ寿々」さん。
メニューもシンプル、お店もこじんまりして和の情緒あふれるお店。

こちらでは店内で食べることが出来るので、窓際の席に座って早速注文。
オーダーと同時にやって来たお茶をすすりながら、わらびもちを待ちます。

そして・・・これが「こ寿々」さんのわらびもち～～～♪♪



もっちりとしてとろけるような食感。ほどよい甘さの黒蜜ときな粉をからめて
ひとつ、そしてもうひとつと後をひく美味しさ～。

暑さを忘れさせてくれるようなひんやりとしたわらびもちで迎えたおやつの時間は、
とてもとても贅沢なものでした＾＾


そして道をさらに進み、江ノ電和田塚駅からほど近い六地蔵交差点付近へ。
このあたりは小さいながらもお洒落なショップがたくさん集まっているエリア。

まずは、実店舗に行ってみたかった「土屋鞄」さんへ。

・土屋鞄・


夫の誕生日にプレゼントしたのはここのお財布。
スタッフの方が、なんと！豊橋のお隣、豊川出身の方でびっくり～～！！
それをきっかけに話もはずみ、民家を改修した店舗のことや商品のことなどを
いろいろおしえてくれました＾＾

そして交差点を渡り、覗かずにはいられなかったのが古道具や中古家具を扱う
「そうすけ」。

・そうすけ・


お店の外に並ぶ家具からもジャンクな香りがプンプン漂ってきます。
小引き出しや棚、古い椅子、基本はノーブランドですがなんといっても魅力なのは価格。
1万円以下のものがごろごろしています。
夫も「楽しい～～♪」と宝探し状態で、すぐに目に留まった小引き出しを買うことに＾＾；

掘り出し物を見つけホクホクな気分のまま、すぐ裏側にあるショップ「ネイビーヤード」をのぞき、
その後江ノ電和田塚駅へ。


実は江ノ電に乗るのは初めての私。
どんな狭い場所を電車が走っているのかとワクワクでした。




江ノ電楽しすぎ～～！！！
無人駅もオドロキでしたが、線路内を普通に歩く地元の人々、
線路内を歩かないと入れないお店や住宅の数々はあまりにも新鮮な上、なかなか見れない光景。

そりゃぁ江ノ電の写真だけモノクロにしたくもなりますよ。（意味はありません　笑）
一両目にこそ乗らなかったけれど、
面白さに大興奮のまま和田塚駅から4駅ほど先の稲村が崎駅へ向かいました。


鎌倉さんぽ　その３へつづく。

鎌倉さんぽ その１

古都としての趣だけでなく、ローカルな江ノ電、湘南の海、お洒落なカフェやショップなど
様々な魅力がぎゅ～っと詰まった鎌倉。

そんな鎌倉に行きたくて、支給された定額給付金にも手をつけず（笑）、ようやく旅することが出来ました。
1泊2日と短い日程でしたが、夫のプチ快気祝いを兼ねての旅は心に残る旅となりました。

それでは・・・かもめの鎌倉レポ、はじまりはじまり～♪





新幹線＋鎌倉・江ノ島フリー切符を使い、鎌倉へ到着したのは11時。
この「鎌倉・江ノ島フリー切符」は鎌倉～大船～藤沢間のＪＲ線および江ノ電が乗り降り自由。
しかも２日間有効なので１泊２日の旅にはもってこいでした。

青空が広がる鎌倉。駅を降りた私たちは小町通りを北上し、とあるカレー屋さんへ向かいます。


そのカレー屋さんとは、
お店の名前がそのままお皿のシリーズ名にもなったOXYMORON(オクシモロン)。


・OXYMORON・
 

名作椅子が並んだ渋めの店内。１１時オープンで、私たちが二番目のお客さんでした。
イイホシさんの器に盛られてやって来たのは、ココナッツミルクベースのスリランカ風マトンカレー。
香りの強いスパイシーなカレーで、中辛を注文してみましたが結構辛め。じわりじわりと汗が出てきます＾＾

 
 

入り口付近にはここで使われている器やリネン、ガラスなどのこだわり雑貨が並ぶお洒落な雰囲気。
窓からの日差しが気持ちよく入り、心地よく過ごせるカレー屋さんでした。


カレー屋さんを出て、再び小町通を北上。
八幡さまのすぐ隣にある「県立近代美術館　鎌倉」へ。


・県立近代美術館　鎌倉・



建築家ル・コルビュジェに師事した坂倉準三設計のこの美術館。
蓮の葉に覆われた池、水面が白い天井に映る様は何とも清涼感たっぷり～～。

こちらでは「建築家　坂倉準三展」を開催中。ゆっくり一時間半かけて涼しい館内を巡りました＾＾


そして、せっかくお隣だから･･･と、八幡さまにもお参り。

・鶴岡八幡宮・


大銀杏や蓮の葉の伸びやかな美しさに時折ハッとしながら、
じゃりっじゃりっと小石を踏みしめ本宮へ向かいます。

日差しは強くとも、さらりとした涼しい風が緑の香りとともに通り抜けて
快晴の心地よさがいっそう増すようでした。

修学旅行以来のお参りは懐かしさでいっぱい！ここで集合写真を撮ったな～とか
些細な思い出も鮮明によみがえってきたのには自分でもびっくり。


無事お参りを終えて赤い鳥居の下をくぐった後は、すぐ近くにある「紅谷さん」へ。

くるみがたっぷり入ったキャラメルをしっとりクッキーでサンドしてある「くるみっ子」。
かわいいリスのパッケージにもやられます。賞味期限も長いのでお土産用に購入。

・紅谷・


さてさてさらに鎌倉を楽しむべく、私たちは海方面へてくてくと歩いて向かいます。


鎌倉さんぽ その２ へつづきます。